こんな事を大声で言ってもいいのだろうか…

キライなもんはキライ

俺は練習がキライだ〜!
が、先日サックスパートのセクション練習というヤツをやるってんで俺も一員としては参加せざるを得ないんで行って来たんすよ。
場所などのお知らせメールを見て、特に時間の部分を見てギョッとしたね!「13時〜21時」マジッすか?考えるのは「どうサボるか」「どう怠けるか」ってことばかり。やってられるか8時間なんて!
ただね、ブラスバンドみたいな一人が一つの音を出してハーモニーを作り上げていく音楽にはパートでの練習ってのは大切なんですよね、ピアノだったら一人が十本の指でやってる事を全部ばらばらの人間がやってるようなもんですから。
言い方は悪いけど「部品に徹する」ように機能しなければならない場面ってのもたくさんあるんすよ。「そんなの面白いの?」って思うかもしれないけど「部品に徹すれば徹するほど」綺麗なハーモニーが鳴らせた時の気持ちよさってのが抜群なんですよ。もちろん「感情のある部品」なんだけど、自分の事ばかり考えていたら出来っこない喜びみたいなものを味わえるのがブラスバンドの楽しみの一つ。メロディーやソロで目立つ事以外にも奥の深い楽しみがあるんすよ。
で、それがわかってる以上は「集まって練習しなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ楽しくないよな」って成る訳で…
タバコ3回吸ったぐらいかな?後はホントにみっちりとやりましたよ、パー練。
練習なんて好きになる必要ないと思うなぁ、ただ「何の為にやるか」って考えたら嫌でもやるし、より無駄の無い効率の良い有意義な時間に出来る訳だし。
「練習が好き」ってのはどうなんだろう?「一生上手くならなきゃずーっと練習してられますよ」ってアドバイスでもしようかな。
実際パート内には俺とか松本に比べて楽器経験年数が圧倒的に少ない人もいてさ、ならんで一緒にセクションやるってんなら、それこそメチャメチャ練習しなきゃしょうがない訳で、それも「確実に上手くなる練習」しなきゃダメな訳で。好きとかキライとか言ってる場合じゃないし。
そういった時に「自分の出来る最高のことをやるのが礼儀」みたいな事をいう人もいるけど実は言い訳と甘えにも聞えるよな。「あの人みたいには出来ないけど」って決めてるようなもんじゃん。「礼儀」とか言うんなら出来ない事出来るように練習して来ないとな。
ただ、練習をした事に満足してる人たまにいるんだよな、特に「練習好き」に多いんだけど。「昨日は何時間練習した」とか「馬鹿じゃねぇの?」と思うね。たった一分でも何時間でも練習した成果を確実に出す事。さらに今まで出来なかった事を確実に出来るようにする事。「練習をした」などと人前で発表するなんて次の本番のハードルを自ら上げてるようなもんだよな。
別に練習の成果の発表会じゃないんだけどさ、「本番楽しみにしてください」って自信持って言う為にも練習は大切っすね。大キライな事に変わりないけど。
(鬼頭 哲)http://kito-akira.com