[小林]かげ薄い近況報告

とりあえず背が高いのである。当然物理的に座高も高いのである。実は比率的にみればもっと高かったりする。そこにもってきて帽子が好きだったりする。座高はより高くなる。鬼頭 哲 ブラスバンドのような座りステージでも目立ってしまう。
ハナシ変わるが、先日私がバリトンサックスで参加した某CDがリリースされた。某音楽誌のCDレビューには「バリトンサックスが目立つ」と書かれている。(どーゆーイミだ)
と、なにかとハデ系に思われがちだが、楽器を持たぬ普段の私は誠に地味で、また最近は“かげ薄い”存在なのである。
というのも最近自動ドアの反応が鈍いのである。もしや透明人間化が進んでいるのか、と思い悩んでいたところ、とうとう先日夜、私が立っていたところめがけて車が突進してきて当然のことながら私は轢かれた。倒れたところにまた別の車が走ってきてもう一回轢かれた。1台目の運転手は「まったく見えなかった」と言い、2台目の運転手にいたっては全く轢いたという自覚すらない。(逃げられないでよかったよ)
文章にするとすっごくハデなのだが、幸い症状はすっごく地味、かすり傷だけですんだ。
“かげ薄い”ついで話なのだが、とりあえず救急車に乗せられ病院に到着、そのままストレッチャーにのせられがらがらと処置室に運ばれるのかなぁとわくわくしていたら「次がはいって来るので歩けるのなら歩いてください」(はーい、ひとりてくてくてく)。治療終わり病院から放り出されさあどうしたもんでしょうと警察電話したら「今から迎えに行きます」(やったーパトカーにも乗れる)とおもいきや「すみません。前の事故がたてこんでて全部ではらっちゃってるので自力で帰ってください」(はーい、ひとりてくてくてく)。
まだまだ修行が足りない。四六時中オーラを発散する人物になりたいものだ。
と言うわけでてくてく歩けるのでけがのほうは心配無用です。
(小林裕尚)