進化?変身?

kabb2006-06-21


ということでちょっと前の記事通り、「鬼頭 哲 ブラスバンド」のサニーサイド公演の “為の”リハーサルが先日の土・日にかけて行われました。
ホントに“為の”というリハ、今回は日程少なくそのかわり1日の時間は長く、という集中行程。さすがに私も途中でダレてはいかんと思い飲酒は控えて(そのかわりといっちゃぁナンだがコーヒーはエンドレス)の参加。
さて、例によってリーダー鬼頭 哲は新曲を用意してきました。私達SAXセクション、事前に集まりパート練習して今回のための新曲を何となく知ってはいるものの、実際初めてのフルメンバー全体練習。生音での全体像がはじめて見えてきました。
この男ったら、よくもまあ毎回新曲持って来るたんびに新たなコンセプト、サウンド、切り口を持ってくるもんだと感心させられます。(だから“新曲”なのだというツッコミはナシとして)
思い起こせばもう20年近くも前になる。彼が高校在学中(あるいは出た年だったか)イベントのためにここでイッパツ大所帯バンドをやろうということになって私の(所属する)バンド+彼のバンド+彼の高校吹奏楽部員数名駆り出し急造された「耳の穴大管弦楽団」。アレンジは私と鬼頭。私の持ってきた曲は曲冒頭の簡単なテーマとか相の手、おおまかな展開ごとの簡単な指示くらいであとは個人やパートごとの展開に委ねた、ようは“本番その場でどーにでもなれー”といういいかげんなモノだったのに対し、彼の持ってきた曲といえば当時から全部きっちり造り込まれたやつだった。
…ってなことを急に思い出しただけなんだけど、そりゃもちろんその頃から歳重ねれば手法やスタイルなど変わっていって当たり前なのだが、またある意味、変わっちゃいないといえば変わっちゃいないところもあるんだなー。
そんな彼の脳ミソ内サウンドを空気を震わす⇒聴く人震わす生音に変換させるべく「鬼頭 哲 ブラスバンド」メンバーも24日の本番に向けて練習に余念が無いようです。(と書いてしまえば練習せざるをえない)
新曲、馴染み曲取り混ぜてどのような展開になるのか
進化ととるか変化ととるか、サニーサイドで確かめてください。
ちなみに進化といえば画像はチャーリーミンガス「直立猿人」(直接内容的意味はナシ)スバルは水平対抗エンジン、マツダはロータリー……(これも意味ナシオヤジネタすまん)
(小林 裕尚)