ブラバンが始まる前に 〜お局様の回想記〜

異文化交流中


2002年4月の春の今池祭り。ここで、「鬼頭 哲ブラスバンド」が始まりました。
おそらく誰もがまだ勘違いをしているでしょう。今回そのことを書くつもりでしたが、ふと思い出したことがあるので、こちらを先にお話したいと思います。


とあるバンドのライブで鬼頭さんに声をかけられた数ヵ月後、とあるバンドはとある野外イベントに出演していました。
そのイベントとは、2000年11月の久屋大通り公園にて行われた吹奏楽連盟のイベントでした。県内のいくつかの中学校の吹奏楽部がマジメに演奏する中、いい年した大人のなんちゃってバンドが演奏するのです。
明らかに、浮きまくっていました。出演していた中学生達からは、「なんだこの人たち」っていう目で見られています。
ということで、今回も演奏が終わって、そそくさと片づけをしていました。
が、周りに人の気配を感じて振り返ると、そこには中学生がウヨウヨ。若い子の好奇心って旺盛なんですね。ものめずらしさに、メンバーに話しかけにきているのです。その若さと勢いに圧倒されて、私はまたもやビビリぎみでした。

当時中学生といえば、そうです、今や二十歳のトロンボーンプレーヤー山田奈緒ちゃんと、今やローニンセーならぬゲーダイセー浅井君ですね。
この二人とは、ブラバンが始まる以前に面識があったのです。これがきっかけで、とあるバンドでも実は一緒に演奏したりしました。

そして、この中学生との異文化交流の様子を写真におさめていたのが、今やブラバンいちのサックス持ち安井さんなのです。
そんなこんなで、当時カメラマンだった安井さんは、その後の演奏のたびにとあるバンドの写真を高そうなカメラで、バシャバシャ撮ってくれていました


ここまでの話が、怪しい男・中学生・カメラマンとのファーストコンタクト。早いもので6年来のつきあいになります。


さて、続きはまた後日。
(小島 弓枝)